ロッキー山脈の西側、標高1300mの高地、ソルトレイクシティにある本社工場をはじめ、全世界に16の工場を持つゼロハリバートン。その製造法は熟練した職人達の手作業によるところが多い。もちろんコンピュータや最新の技術を駆使してはいるが、あくまで最高のケースを作るのは、最高の職人たち、というポリシーはゼロハリの基本である。その製造法は、実に多くの行程を経ている。ゼロハリの素材である航空機使用のアルミニウム2024合金に、摂氏493度で30分に渡って熱処理され、1平方センチあたり440トンもの圧力に耐えられるよう設計。それぞれの形状にあわせたシェルをつくり、手作業でバリを取っていく。次に摂氏約500度で熱処理を行い、シャワーで冷却し、独特のツヤを出しさらに硬度を増す。また、手作業とコンピュータを駆使して丹念な磨き行程を施し、腐食から守るために薬品と電気で表面を加工していく。最後に調整作業を行い、ふたつのシェルをぴたりと合わせ、内装を仕上げて完成となる。蝶番はケースから引き離すのに400ポンド以上の力を必要とし、ラッチは1万回以上の開閉に耐え、内部からでも1,000ポンド以上の圧力に耐えうるゼロハリの製品。旅行鞄やアタッシュケースの他にも、同社は元来、航空貨物や船便貨物用のアルミコンテナ等を製造販売するメーカーでもあり、他に緊急医療装置、通信装置、試験用装置などの数々の業務用、軍事用ケースも製造している。それゆえ、製品は最高
の品質を誇り、現在に至るまで、世界中のゼロハリ愛用者の信頼を勝ち得ているのだ。
● アルミニウム
航空機の一部の資材と同質のアルミニウム2024合金を素材に使用。このすぐれた素材は多くの行程を経て、1平方センチ当たり440トンの圧力に耐えるように設計され、又同時に独特のツヤや硬度を生み出す。
● ライン
1946年からのモデルに採用された強度を持たせるためのライン。プレスラインと呼ばれ、ゼロハリの象徴ともいえるデザインになっている。
修理箇所
1.ハンドル→交換3,000円
2.底の足(4箇所)→ 交換 2,500×4=10,000円
計 13,000円でした。
勿論内装の剥がれに関してはすべて外して東急ハンズ革製品売り場で余り皮を購入して両面テープで底面・側面を貼り付け修繕致しました。約2,000円 オリジナルです。
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